夏。

2011年7月7日
ビキニを着て、デニムの短パンを重ね着。
まちにまった、夢の夏がやってきた。
聞き慣れないクラクション、窓から見下ろすと…
ダーリン!遂にゲットしたのね!59年型ピンクキャデラック!
ママへの「いってきます」も曖昧に、急いで助手席に潜りこむ。
愛しいひとは、ダックテイルもばっちり!キマッテる!
「どうぞ、お姫様。」って差し出すは、くびれがイカした瓶のコーク。
「ラムを…」あたしはビニールバッグをこそこそ。
「入れなさい(笑)」って、大好きよマイダーリン!
早くもほろ酔いの頬を、風がビュンビュン過ぎていく。
愛しいひとは、お気に入りのBGMに合わせて歌ってる。
空になった瓶を彼に向ける。
その瓶は、あっという間に、マイクに大変身だ。

「って、マイクいいから(笑)運・転・手!」
彼ののりつつこみも、大好きだ。
変わりに私が歌う。
彼がハモる。
かみさま、こんな いまを ありがとう…。
道はやがて、ヤシの木にふちどられはじめて…
海が見えてきた…!
キャーキャー言い出す私、の横で、慎重に、車をとめる、あなた、の、よこがお…
愛してる。
「えっ?」
…いやだ私ったら、く、口に出しちゃってた…!?
「えっ?…あっ!ついたああ!」
ちゃっかり灼熱の砂対策に、ビーサンをはいて、私は走り出した。
青!白!青!白!
「…なに、新しい旗揚げゲーム?」
「あっ(笑)えっとね、上げ下げしない(笑)あの」
「空、雲、海、砂浜?」
「そうなのー!」
なんで?彼には、私がいつも、お見通しだ。
ザブザブ海に入る。
いつの間にかアロハを脱いでた彼も海の中へ…
あっ!?私、デニム脱がなきゃ!
「あすこ」彼が、ひとつの、ビーチパラソルの下のサマーベッドを指差して
「デニムおいてきたら?」って。
いつの間に…!?
彼ってほんと、魔法つかいみたい!
…愛してる。
「えっ?」
「…えっ!?あっ、そうするねっ」
海の中、ばしゃばしゃと遊び…
疲れたら、サマーベッドへ。
「お昼寝、しよっか。」
どちらともなく言い、わたしたちは、目を閉じた。

目覚めた時、もしも陽がおちていたら、2人で花火するんだ。

悪い夢など、見ませんように。

どうか、このまま…



あなたのとなりで ねむっていたい

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