サヲナラセカイ

2011年7月6日
暑い…暑いなあ…
夏の夜って、こんなに暑かったっけ?
ああそうね、去年のいま頃は、熱がりのあのひとと、ようしゃない冷房の中で眠っていたんだっけ。

違う夏の過ごし方、忘れちゃったなあ。

こんな時間から、泣きたくはないから、違う世界へゆきましょう。

目を開いたら、そこは

しんしんと 降りてくる 白い フワフワしたものだらけで。
お気に入りのベージュの皮コートのラインを崩したくなくて、その下には、アイロンがけした白いブラウスと、裾の広がった黒のパンツだけ。
ヒールが高めのブーツは雪道を歩きにくくするけど、それでも構わない。
大好きなコーディネートだから。
大好きなひとが、「お洒落だね」って誉めてくれたから。

遠い昔の、甘く淡い想いへ、タイムスリップ。

手袋をつけない、かじかんだ手を、あのひとはいつか、温めてくれたから。
今もこうして、待っているの。

大の仲良しにはなれたけど、恋にはならなかった、あの懐かしい記憶。

美しい冬景色を思い出す時、蘇る、あの恋、あのなかまたち。

そうよ、私には、信じられない位、たくさんの、思い出があって、ヒストリーがあって、

きっとまた

新しいストーリーが
はじまるのだわ。


いまは


外に出る事さえ

ろくに できないけど



あなたに わたしに なだれのように いいことが おきます。

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